漫画読みの感想と考察と心の叫び

マンガを読んでの感想と考察とあらすじと心の叫び

「透明なゆりかご」 1巻の感想

妊娠、出産を体験した私にはとても興味深い作品でした。産婦人科で見習い看護師として働いた経験のある作者の体験がもとになったお話です。
とにかく読み進めていくうちに涙が自然とでてきます。
中絶された赤ちゃんに語りかけ、歌をうたってあげる主人公の姿。

外の景色をみせてあげ、処理業者に引き渡します。

また、他のお話では親に黙って自宅出産した女の子が産婦人科の前に赤ちゃんを遺棄。一見、とても無責任なようにみえますが、怒った主人公がその子の家を訪ねると、自転車ではとても遠く、助かってほしい一心で産婦人科まで持ってきた事がわかります。

その他にも色々な問題をかかえる人達がでてきますがどの人達にも共感できます。

命の神秘や人間の悲しみ、苦しみ、喜び、色んな事が詰まっている漫画だと思います。我が子がますます愛おしくなりました。