漫画読みの感想と考察と心の叫び

マンガを読んでの感想と考察とあらすじと心の叫び

「たらホラ」の感想

短編なので、すぐに読めるホラー漫画です。
たらこが大好きな転校生の多裸子は、ちょっと変わった子であるが、後ろの席のとも子とも仲良くなり順風満帆に学校生活を送っているかのように思えましたが、徐々に彼女の異様なまでのたらこへの執着が恐ろしい結末を呼び起こすことになります。
この漫画、最初はギャグっぽく始まるのですが、徐々に気味の悪い展開へなだれ込んでいき、たらこというキーワードがこんな風に使われるなんてと表現の仕方って本当に様々なんだなぁと衝撃を受けました。
スプラッタ的な怖さを出しているのかと思いきや、本当に怖いのはそこではなく、好きなものへ執着するあまりに、他のものまでその食べ物に見えてしまうところだと思います。そして、それが主人公の多裸子だけではないところが、ホラーだなと感じました。
勢いのある作品で、ぞわぞわしたい方におすすめの短編ホラー漫画です。

「ハレ婚」1巻の感想

男運のない小春。傷心して故郷に帰ってくると、ハーレム婚、通称ハレ婚という一夫多妻制度の条例が施行されていました。
小春の実家には多額の借金があることがわかります。困っているところに、謎の男、龍之介がコーヒー代30年分の前払いだと言って小春に1000万のお金を渡します。そして小春に3番目の嫁にならないかとプロポーズするのです。
当然一旦は断る小春ですが、3000万の借金の為に、龍之介は自宅を手放すことを即決してお金を用意してくれます。責任をとれと嫁2人に詰め寄られる中、小春は3人目の嫁としてやっていくことを決意します。
こうして小春のハレ婚は始まりますが、龍之介の真意はよくわかりません。
気になる伏線が色々と張られているようで、彼らの過去と真意が明らかになるのが楽しみです。

「ホリデイラブ~夫婦間恋愛~」の感想

まだ幼稚園へ通う娘をもつ夫婦であったが、旦那がたまたま出会った女性に好意をもたれたことをきっかけに浮気へと発展してしまうレディースコミックです。
この女性がゆるふわ系の一見可愛らしい女性なのですが、とてつもなく計算高く腹黒いので、全てを知っている読者にとっては、破綻していく夫婦関係を見ながらやきもきすること間違いなしの作品です。
しかも、浮気相手の女性は既婚者であり、知人のつてを使いありとあらゆる方法で主人公夫婦を陥れていくのです。
もはや、ただの不倫ものというよりは陰謀渦巻く泥沼バトルなので、とにかく先が気になって仕方のない漫画です。
どんなに仲の良い夫婦といえど、ふとした心の隙間に入り込んでくる誘惑の手には人間はなかなか逆らえないものなのかもしれないと、しみじみ感じます。
まだ完結はしていないのですが、ハッピーエンドが訪れますようにと願うばかりです。

「青楼オペラ」の感想

自ら遊郭にやってきて、吉原一の花魁を目指そうとする15歳の娘。
彼女の名前は永倉朱音。
元は武家娘であった朱音は、両親が何者かに殺されてしまい、お家がお取り潰しに遭っていました。
彼女は遊女として働くことで、その真犯人の情報を自力で得て、親の敵討ちをしようと考えていたのでした。
そんな朱音を身請けしたいと言い出す近江屋惣右助。朱音は彼の態度に戸惑いながらも、時折見せる優しさにだんだんと惹かれるようになります。
次第に二人は想い合うようになりますが、茜の目的がお家再興であることを知った若旦那惣右助。
身分違いの二人は添い遂げることができないとわかっていながらも、朱音を手助けする決意する惣右助の朱音に対する強い想いにキュンキュンします。
事件の真相に近づいていく一方で、愛し合う二人の別れの時は近づいていく…。二人の行く末が心配で目が離せません。
江戸吉原を舞台に繰り広げられるせつない胸キュンストーリーです。

「王子様には毒がある」 1巻の感想

「颯太」はとっても可愛い美少年。
幼馴染の「りず」は、泣き虫で甘えん坊な颯太は自分がいないと生きていけないと本気で思っていますが、実は颯太、ダメな男の子を演じて、大好きなりずに構ってもらおうとしているのです。
彼氏を作ろうとするりずに対して、颯太は華麗に暗躍します。
私はヒロインを想って複雑な表情をするイケメンヒーローにキュンキュンするので、颯太のブラックな表情はたまりません!
しかし颯太、りずに対してなぜ、その男の顔を見せないのでしょう。
暗躍なんて回りくどいことしてないで、颯太のあのルックスと話術を使えば、あの単純なりずの恋心を掴むなんて楽勝だと思うのですが。
このポジションのままでいたら、大好きなりずと恋人として結ばれないことは、颯太なら当然分かっていると思うのですが・・・。彼は一体何を考えているのでしょうか…?どうやら何か理由がありそうですね。

「凪のお暇」の感想

とにかく空気ばかりを読んできた大島 凪(おおしま なぎ)28歳。

無理な仕事を頼まれても、自分のミスではないのに上司に怒られても、気が進まないけど同僚に合わせて高いランチを食べに行くなど、その場に合わせて笑顔で対応。

本当は「節約」することが唯一の生きがいなそんな主人公には、同じ会社に勤めている営業部のエースが彼氏だったりするのです。

「凪のさらさらストレートの髪が好き」と言ってくれる彼氏、そんな彼氏と結婚したいと願う凪・・・。

ある日、凪に仕事を押し付けて同僚たちが内緒でごはんを食べに行くのを知ってしまう、ショックで彼氏を見て元気を出そうと営業部に行くと凪とは遊びだと話すのをきいてしまいその場で過呼吸に・・・。

Wパンチを受けて「空気は読むものではない、吸うものだ」と気づいた凪。仕事も辞め、アパートも引き払い、何もかもおいて誰も知らない町で再スタート。

自分らしく生きることで色々なものが見えてくる、ちょっと笑えて、考えさせられる、凪の素敵な日常です。

空気を読むことは時には大事なことだけど、読み過ぎるのも自分によくないものですね。

表紙がほのぼのしていて可愛らしかったので読んでみましたが正解でした。

読んでて同僚や彼氏に何度かイライラしましたが凪のよさを引き立ててくれていました( ´∀` )

特に彼氏が最低でしたが、ちょっと見直すシーンもあって・・・。
読むと凪の温かさや頑張っている姿に勇気をもらってほっこりした気持ちになれる作品です。

「人狼ゲーム」の感想

急に人に襲われて意識が無くなってしまい、起きたら人狼ゲームがはじまっています。

人狼ゲームでは、人狼を全員倒すか、村人が一定の数死んでしまうかで勝敗が分かれます。

賞金は、一億円です。

同じ高校の生徒が選ばれていてわそれぞれの人が恨みを持っています。

役職は村人、人狼、予言者。

予言者は1日1回他の人の役職を当てることができます。この漫画では、予言者が二人でてきて大変なことになってしまいます。

とてもテクニカルな内容になっていて、読んでいてとても面白かったです。

誰が人狼なのか最後までわからない所に、正体を予想しながら見てました。

この作品は、絵も綺麗で構成も丁寧で、内容もしっかりしていてとてもよかったです。