「執事たちの沈黙」の感想
「執事たちの沈黙」という題名を聞いて、連想するのはあの有名な某映画。
どこらへんをパロってるんだろう??
そして煽り文句には「クズ執事」と。
クズ執事って何?斬新!?!というわけで、読み始めた漫画です。
ドタバタなラブコメディは、少女漫画の王道といったかんじですが、ギャグの振り切れ感がすごくて笑えます。
でも、耽美な二人のラブキュン展開もちゃんと楽しめます!
箱入りお嬢様の執事である和巳は、完璧に仕事をこなす有能な男ですが、実は裏では女とパチンコが大好きというクズな生活を送っています。
ある日、引ったくりから救ったことから、お嬢様にその裏の顔を見初められてしまいます。自分だとバレたらクビになることを恐れた和巳は、自己保身から、お嬢様に諦めさせようと色々な画策をします。
しかし、諦めないどころか猛烈にラブアタックするお嬢様。
ほだされ、和巳のあわてぶりが面白いです。また和巳をはじめ、キャラが濃くて容姿端麗な登場人物ばかりなのも嬉しいです。
読者としては、お嬢様がいつまでも、和巳が二役していることに気づかない点が気になりますが、実は重要な秘密はそこじゃないのかも?と思ったり。
ギャグなノリよい漫画に見せかけておいて、実は案外奥深い話なのではないかと思ってます。和巳たちの過去について描かれる日がくるのを楽しみにしてます。