漫画読みの感想と考察と心の叫び

マンガを読んでの感想と考察とあらすじと心の叫び

「金田一少年の事件簿 外伝 犯人達の事件簿」の感想

今まで金田一少年が解決してきた事件の犯人視点で描かれている作品です。

犯人が犯行時にどのような心情だったのか、綿密な犯罪計画の裏で葛藤する姿を描いています。

金田一はドラマ化、アニメ化もされていますが外伝は漫画本編に沿っているので、アニメやドラマ派の人はもしかしたら知らないキャラクター等も出てくるかもしれません。元々金田一少年の事件簿のファンでしたが、シリアスな事件のシーンの裏で一にトリックを見破られて呆気に取られたり、どうしようか悩んでいる犯人の姿には笑える部分もあり、ギャグとしても楽しめると思いました。

また、犯人が事件を実行するに当たる経緯や心情が本編よりもより細かく描かれています。

本編を読んでいるとトリックの方に目が行きがちですが、外伝の方は犯罪心理学を学ぶのにも分かり易いと思います。

犯人視点なので、本編の犯人が誰であるかは完全にネタバレになっています。

本編を読んでいないとどんなストーリーの中での犯行なのか、登場人物は誰なのか分からないのであくまでも本編を読んでからにした方が良いと思います。」初めて読む人は本編を楽しんでから、金田一少年の事件簿が好きな人はより本編を楽しむ為の潤滑剤として読むのがベストだと思います。