「ヒーローだって…おまえを抱きたい」1巻の感想
タイトルの通り、ヒーローショーに出ている男女の裏側を描いた作品です。
ヒーローショーの派手な様子はあまり出てきませんが、その舞台裏を描くという珍しい視点からの作品で興味を持ちました。
冒頭で幼少時のヒロインの女の子が攫われそうになっていて、そこを助けたのが…きっとヒーローたる彼なのかと、期待させる構成。
これが後にどんな形で明かされていくのか楽しみです。
ちょっとドジで引っ込み思案なヒロインの晴香がいじらしくて可愛い!
初出勤の電車で痴漢に遭った彼女を救ってくれたのが、実は職場の同僚であるヒーロー・レッド役の壱也と、出勤して初めて判明する…というかっこよすぎる展開。
お互いに好意を持ちながら何度か飲みに行ってて、少し距離を詰めたくて壱也君が誘おうとしています。
突然停電で止まったエレベーターの密室で、晴香の発した一言に触発されて、今まで紳士的に接してくれていた壱也君が豹変します。いきなりのキス、そして愛撫にまで進まれて、驚き戸惑いながらも受け入れてしまった晴香。
今まで好青年だったはずの彼が突然体に触れてきたので混乱しますが…。
2巻以後もとても期待できる、うまい引きを残す作者さんのストーリー展開に引き込まれます。