「悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ」の感想
ファンタジーの世界観の物語を読みたいと思い読みました。
とある事から不老になってしまった愚者アズリーが使い魔のポチと共に賢者になるべく世界を旅する話です。
賢者になろうとしているはずだがアズリーについた称号は愚者、だからアズリーは賢者のすゝめを書きながら賢者を目指していく。
アズリーが書いていく賢者のすゝめには現実の世界でも適応するようなとても人間臭いことばかりであって、読んでいて共感できるなとか考えていれば他の登場人物にその内容を全否定されたりと思わず自分までいいこと言ってるのになんでなのさ、とツッコミを入れるような場面が多々ありますw
かと思えば生きてきた長さの違いが深い考えに繋がり、ピンチを乗り越えることになったりと読んでいて飽きがこない内容になっています。
あと、使い魔のポチの姿が本当に可愛くて愛くるしさとその性格ゆえの少しの憎たらしさで主人公アズリーとの掛け合いが、この物語に楽しさを生んでくれました。