「砂漠のハレム」の感想
ジャルバラ国のカルム王子と側妻ミーシェのラブコメディー。
絵もキレイで、 なんといっても主人公のミーシェが元気一杯で、前向きなキャラなのが魅力的です。
勢いだけで突っ走るミーシェを、さりげなくフォローするカルム王子もクールで素敵。
2人の仲が徐々に親しくなり、お互いのことを意識し始めた頃、5巻でオアシスへ皆でピクニック行くことに。
その時2人だけで洞窟に閉じ込められるシーンがあります。
寒さに震えるミーシェをカルム王子は「俺を温めろよ」と言いながらミーシェを抱き寄せるのです。
素直になれないミーシェに対するカルム王子の愛情を感じる、 私の一番お気に入りのシーンです。
学生生活から随分と離れてしまったこの歳になると、学生もののラブストーリーとかではあまり萌えなくなってしまい、最近は異世界の純愛だとか身分差の恋とかに燃える様になってしまいました(笑)
この砂漠のハレムはまさにドンピシャで、現代人のソレではなく、私にとっては現実的逃避できる、まるでお伽噺のよう。作者の世界観に引きずりこまれてしましいました。
これから二人がどの様にして愛を深めていくのか、今一番気になっている大好きな作品です。