漫画読みの感想と考察と心の叫び

マンガを読んでの感想と考察とあらすじと心の叫び

「ドメスティックな彼女」第1巻の感想

主人公の藤井夏生は、教師の橘陽菜に片想いしていました。
そんなある日、合コン相手の橘瑠衣と肉体関係を持ってしまったのですが、夏生の親の再婚で陽菜と瑠衣が姉妹であることを知り、しかも義理の兄妹になるという物語で。
絵がとても綺麗で、少年漫画なのですが女性も嫌悪感を抱かずに読める作品です。
登場人物ひとりひとりの心境を深く丁寧に描いてあるのは、作者が女性だからなのかもしれません。
姉の陽菜は、心優しい太陽のような女性なのですが、実は不倫相手がいて、関係を続けてはいけないと心ではわかっていても、好きという気持ちに勝てず、だらだらと不倫を続けてしまうことに読んでいて苛立ちはありましたが、それは私も陽菜のように恋愛に依存してしまうからかもしれません。
ドメスティックというネガティブな言葉ではありますが、作中には、一切暴力や暴言は出てこないので、女性や思春期の子供も安心して読めます。