漫画読みの感想と考察と心の叫び

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「ハガネの女」 全10巻の感想

渡辺直美主演の「カンナさーん!」の原作者・深谷かほるさんの作品で、こちらも2010~11年にドラマ化されています。
漫画アプリの無料試し読みで3巻まで読み、続きが気になって購入して読み進めました。
主人公は結婚を焦る35歳の小学校教員・芳賀稲子(通称“ハガネ”)。
その名の通り、鋼のような不屈の精神で担任クラスの子どもたちの問題にぶつかっていきます。
「カンナさーん!」と同じように、明るく前向きで決して諦めない主人公の姿に「自分も頑張ろう!」と思える作品です。
子どもたちの物語の一方で進むハガネの恋物語は少し切なくて、同じ年代の女性として身につまされる思いでした。
今の小学校てこんな様子なのか、と驚くエピソードもたくさんありますが、子どもたちの真っ直ぐさ、純粋さに癒されるさわやかな作品です。