漫画読みの感想と考察と心の叫び

マンガを読んでの感想と考察とあらすじと心の叫び

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「金田一少年の事件簿 外伝 犯人達の事件簿」の感想

今まで金田一少年が解決してきた事件の犯人視点で描かれている作品です。 犯人が犯行時にどのような心情だったのか、綿密な犯罪計画の裏で葛藤する姿を描いています。 金田一はドラマ化、アニメ化もされていますが外伝は漫画本編に沿っているので、アニメや…

「ドラえもん」の感想

改めて言う必要もないくらい有名な国民的マンガのドラえもん。 物心がついた頃からドラえもんが好きで、単行本を全巻持っていたこともあります。 電子書籍になるにあたって、デジタルカラーになった。より面白さが増した感じです。 基本的な路線はギャクだが…

「ドラえもん物語~藤子・F・不二雄先生の背中~」の感想

作者であるむぎわらしんたろう氏が幼いころにドラえもんと出会い、漫画家をめざして藤子プロに入社して藤子・F・不二雄先生の最後に作品にかかわるまでの物語です。 まず読んでいて第一にわかるのは作者の藤子・F・不二雄先生に対する愛情です。 幼いころか…

「うさぎドロップ」の感想

以前アルバイトをしている空き時間に数巻読んだ事がありました。 結局どの様に話が展開されていくのはか続きが気になったので読んでみました。 30代未婚男性が訳あって祖父の死後、祖父の隠し子を育てる事になりました。 慣れない子育てと他のシングルの家庭…

「悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ」の感想

ファンタジーの世界観の物語を読みたいと思い読みました。 とある事から不老になってしまった愚者アズリーが使い魔のポチと共に賢者になるべく世界を旅する話です。 賢者になろうとしているはずだがアズリーについた称号は愚者、だからアズリーは賢者のすゝ…

「まんが道」の感想

私にとって、「まんが道」が藤子不二雄作品の中で特に好きな作品です。 この作中では、漫画家を志す2人の少年が苦労に苦労を重ねて上京し、漫画家への道を歩むことになります。 その二人が帰郷した時に、思うように描けなくなってしまい、ほとんどの原稿を落…

「パステル家族」の感想

パステル家族は明河原家を中心とした日常を描く、ほのぼのギャグ漫画です。 この世界の登場人物は皆が温かく、仕事で疲れた時などに読んで癒されています。 さらに、この漫画には「ほのぼの」だけでなく、「感動」も与えてくれます。 私が特に気に入っている…

「立花菊の甘えた関係」の感想

自由で逞しい造形大生の菊と、クールなイケメンカリスマ美容師レイジのラブストーリー。 小柄で素朴な可愛い系の菊と、冷たそうなイケメン、レイジという絵ですが、中身は逆で、菊はわがままだけど自立心があり、他者を尊重して男によりからない強さ、自由と…

「ミサイル・ガールフレンズ」の感想

天真爛漫(おバカ)で奔放なモデル、コヨリと腕利きのクールな鍼師、エイジュのポップでキュートなラブストーリー。ヒロインのコヨリは普段はユルいけどモデルモードの時はカッコよくキメてて、素材も一流。 だけど自分の女としての商品価値には無頓着で、本能…

「まんがグリム童話 金瓶梅」の感想

邪魔な夫を殺し、自分を見初めたイケメン大富豪、西門の第五夫人に収まった金蓮の愛欲の日々を描いた中国の代表的奇書の漫画化。 美貌とずる賢さを武器に、やりたい放題の金蓮。 口も性格も悪いザ・悪女ですが、ご主人に対しては一途でいじらしく、女として…

「69デナシ」の感想

元武闘派ヤクザ、今は落ちぶれたおじいさんが、怪しげなホームレスから貰った若返りの薬を使って、自分の未来と最愛の女性を奪った男に復讐する痛快ストーリー。 喧嘩は無敵、侠気もあって凄くカッコいい主人公ですが、若返りの薬には時間制限があるため、薬…

「ハッピー・マニア」の感想

若い頃大好きだった漫画が、電子コミックサイトで全巻無料だったので、懐かしくなり、夢中で一気読みしました。 恋の求道者、シゲタカヨコの男巡りは笑って楽しめますが、自分の中にも少なからずある、「恋愛でやらかしちゃう奴」な一面をシゲタに見てしまい…

「旬 〜味彩の匠〜」の感想

最近グルメ漫画が花盛りですが、その中でも本書はかなり面白い作品だと思います。 人気蕎麦屋の息子、旬は借金の保証人になり、負債を負った挙句腕を負傷し満足に蕎麦が打てなくなってしまった父に代わり、唯一得意とする丼料理を武器に、借金返済のため奮闘…

「メロポンだし」の感想

東村アキコさんの他の作品も大好きなので、作者別検索結果から見つけて、「メロポンだし」も読んでみました。 あらすじは、青年・悟の元に、宇宙人の子供メロポンが突然やってきて、住みつくという話です。 まず、メロポンが見た目も、中身も、おもしろ可愛…

「スミカスミレ」 第1巻の感想

主人公の如月澄(きさらぎすみ)は、60歳の独身女性。 幼い頃から家業の手伝いと親族の介護に明け暮れ、長い間自らの願望を犠牲にして暮らしてきました。 親族の最期を看取り孤独となった澄が、ある日荷物整理をしていたところ、家の中に古い屏風を見つけま…

「ミイラの飼い方」の感想

主人公の少年「空」と、その親友「他月」がコレクターという危険な存在と陰ながら戦いながらも不思議な生き物たちと共存していくストーリー。 作者は「空木かける」で、「リライフ」などと同時期に始まった漫画です。 コミコで無料配信されており、現在は140…

「ヒーローだって…おまえを抱きたい」1巻の感想

タイトルの通り、ヒーローショーに出ている男女の裏側を描いた作品です。 ヒーローショーの派手な様子はあまり出てきませんが、その舞台裏を描くという珍しい視点からの作品で興味を持ちました。 冒頭で幼少時のヒロインの女の子が攫われそうになっていて、…

「ソドムの市」の感想

「ソドムの市」は、東京下町を舞台にした大正時代の物語です。 題名を見たとき、パリゾーニ監督の映画もしくはマルキド・サド原作の「ソドム百二十日あるいは淫蕩学校」の作品を元にしたものかと思いました。 どちらの作品もエピソードや背景描写が残酷だっ…

「凪のお暇」の感想

凪のお暇一巻の感想凪のお暇は、周囲の空気を読むことを常に意識してきたOL・凪が、ある日をキッカケに、持っていた人生の全てを投げ出し、人生の再スタートを切るお話です。 いわば、人生の断捨離といえる物語でしょう。 働いていたころの凪は、OL経験のあ…

「33歳漫画家志望が脳梗塞になった話」の感想

この漫画はジャンルで言えばコミックエッセイです。 主人子の著者はある日、左腕のだるさを感じながらも「筋肉痛かな」と放っておき、そのまま仕事に行き、会社についたら紙さえ掴めない状態に。 不安になりながらも病院に行けば医者からの即入院を言い渡さ…

「そうだ、食べ放題いこう。」を読んだ妻の感想

現在妊娠中のつわりで思うようにご飯が食べられず、そのストレスをグルメ系漫画を読んで解消しているとのこと。 この漫画「そうだ、食べ放題いこう。」もその中の1冊。 (ちなみに他は「美味しんぼ」や「孤独のグルメ」など) タイトルの通り食べ放題の漫画…

「サイコメトラーEIJI」の感想

昔ドラマにもなった作品。 名前は知っていたもののきちんと読んだことがなく、興味があり読み直してみました。 手に触れた人やものの記憶の断片を読み取る能力「サイコメトリー」を持った高校生が、女刑事と一緒に事件を解決に導いていくという内容です。 「…

「そうだ、食べ放題行こう。」1巻の感想

夜中にお腹が空くと、グルメ系コミックをよく読みます。 その中の1冊で、その名の通り食べ放題を取り上げた作品です。 実在するお店に筆者たちが訪問し、お店の雰囲気やメニューなど細かにレポされています。 よく食べる巨乳担当者と筆者がメイン登場人物で…

「息子の俺への態度が基本的にヒドいので漫画にしてみました。」の感想

育児系漫画も色々ありますが、パパ漫画家ならではの視点と絵力ですし、ここまで吹っ切れた作品も珍しいなぁと思います。 とにかく息子のパパに対する言動・行動がひどすぎる!! ママ読者の方は自分の子どものことでイライラしていたとしても、「うちの子の…

「サプリ」の感想

広告代理店で働く主人公の恋と仕事の物語。 同業種の方は共感の嵐かもしれません。 主人公は27才女性なので、アラサー手前の女性は読むとより面白いでしょう。 世間的にも人気があり、テレビドラマ化もされた漫画です。 私が好きなシーンは、雨の夜、主人公…

「OLですが、キャバ譲はじめました」の感想

あっさりしたタッチの絵なので、読みやすいです。 キャバ譲体験マンガもこれまでいくつかあったかと思いますが、主人公がいかにも普通っぽい子なので「キャバクラなんて絶対縁がない」と思っている人でも安心して読めますし、なんなら子どもにも読ませたいマ…

「ウラクラ!」の感想

学校を裏から変えていくクラブ、略して「ウラクラ」らしいです。 とはいっても、ほわわんとしたタッチなのでリラックスして読める学園モノ。 学園モノというと、リア充はちょっと・・・という方もいるかと思いますが主人公は中学校のときに頑張り過ぎてクラ…

きりんが丘のココロ屋

不思議なタイトルの作品と優しいタッチの絵でつい読み始めた作品でした。 内容は、多忙な精神科医師が友人を亡くしたことを機に仕事をやめ、カウンセラーになるというお話しです。 カウンセラーといっても、主人公が営んでいるカフェにきた近所のお客様(主…

「今日から俺は」の感想

兄が全巻持っていたのが読んだきっかけです。 性格の悪いずる賢い三橋と真面目で義理堅い伊藤が高校でツッパリデビューし、仲間たちと繰り広げられるヤンキーコメディ。 ただのヤンキー漫画かと思えば、自分のはるか斜め上をいく三橋の底意地の悪さが楽しめ…

「情熱のアレ」の感想

そこそこイケメン彼氏と交際四年、同棲三年、そしてセックスレス二年の主人公藤崎マキ。 誰にも言えずに悩んでいたが、そんな大人のオモチャの通販を行なっている実家の手伝いをすることになり、様々な出会いからセックスと向き合っていく物語。 印象に残っ…